~お彼岸~
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので東京では桜が開花し始めました。
彼岸といえば「ぼた餅」を思い浮かべるのは甘い物好きのとん太だけでしょうか?
現在は1年を通し「おはぎ」がスーパーに並んでいますが、なぜ彼岸にぼた餅をお供えするのでしょう?
これには諸説ありますが、ぼた餅のアンコに使われている小豆の赤色は魔除けの効果があり、身を守ると信じられてきました。
また昔は甘いものが貴重だった事から特別な日にふるまったようです。こういった思想がご先祖様の供養になると考えられていたのですね。
そしてよく聞かれるのが「おはぎ」と「ぼた餅」の違いです。これは呼び名が違うだけで同じ物です。牡丹の季節である春の彼岸にお供えするのが「ぼた餅」で萩の季節の秋の彼岸にお供えするのが「おはぎ」なのです。
春は牡丹の花、秋は萩の花に見立てているというわけなんです。
もうすぐ彼岸も明けますが、ぼた餅の食べすぎには注意してくださいね。
それより何より、ご先祖様のご供養と感謝のお気持ちを忘れずにいたいものです。